並揚羽の蛹(サナギ)が蝶(チョウ)=成虫になることを羽化といいますが、アオムシが羽化する時には何か前兆やサインはあるのでしょうか?
ナミアゲハのサナギは羽化する直前に『黒色』になる
並揚羽のサナギが羽化してチョウになる直前、サナギは『緑色』から『黒色』に変わります。
このサナギが『黒色に変色する』ことがナミアゲハが羽化する前兆です。
実は『変色する』というよりは、サナギ(の殻)が『透けて中が見えてくる』と言った方が正しいかもしれません。
中の黒色の羽が見えてくるために、『緑色』から『黒色』に変色したように見えるのです。
このサナギが黒色になることが、羽化のサインです。
黒色になったサナギは、その日のうちに羽化する
黒色になったサナギは、すべてその日のうちに蝶へと羽化しました。
次の日やそのまた次の日に持ちこすことはありませんでした。
時間はまちまちでしたが、朝黒くなり始めたサナギは、夕方までには羽化することがほとんどでした。
下の黒色サナギの写真は、昼の12時に撮影したものです。だいぶ黒さがはっきりしています。
そして、15時おやつの時間ごろに、無事蝶へと羽化しました。
綺麗ですね!
緑色サナギと黒色サナギを比べてみた
せっかくなので、似たような角度で撮影したサナギを比べてみました。
*同じサナギではないです
奥がいつものサナギ、手前が羽化する直前の黒色になったサナギです。
羽化直前の黒色サナギはよく見ると羽の模様らしきものが見えますね。
ちょんちょんちょんとしたところが、羽の模様だと思います。
胴体の部分は黄色っぽいので、完全黒というよりもまだらな印象ですね。
緑色サナギがとても『鮮やか緑』なので、黒色になると「病気になったのかな?」って思っちゃいそうですね。
でもこれが羽化直前のサナギの色です。覚えておいてください。
もうすぐ素敵なチョウチョに出会えますよ!
運が良ければ、羽化する瞬間が観れるかもしれません!
楽しみですね!