クロアゲハの幼虫は比較的つかまえやすく、ときどき我が家にもやってきます。

最初は、茶虫(4齢幼虫まで)を見て「ん?なんかこの茶色い幼虫は、他の幼虫とちょっと違うな…」と思っていた程度でした。
アオムシ(5齢幼虫)になると「帯の模様が違う」「茶色い模様だ」とはっきり違いがわかるようになり、そのまま育てていたら黒いアゲハに羽化したのです。
またクロアゲハを育ててみたいので、見つけたらすぐにわかるように、クロアゲハのアオムシの特徴を探してみることにしました。
帯模様が茶色いことが、クロアゲハのアオムシの一番の特徴
アオムシ(5齢幼虫)になった時の一番の特徴は、体の模様だと思います。
クロアゲハのアオムシは、『ボッコリしたところの付け根』や『斜めの帯状の模様』が『茶色い』のが特徴です。
まずは、クロアゲハのボッコリ付け根を拡大した写真です。

次に体の途中の拡大写真。斜めについた『V(ブイ)の字模様』も茶色いですね。

ちょっともしゃもしゃした、不思議な模様ですね。

クロアゲハの幼虫は怒った時にでるツノ(臭角)が赤い
ツンツンした時など、怒った時にでるツノ(臭角)が赤いのもクロアゲハの幼虫の特徴です。
(他のアゲハの幼虫はだいたいがオンレンジ色のツノです)
一回だけ見たことがありますが、写真は撮れなかったので、イメージ画像を作ってみました。

ツノを出しすぎるとアオムシは弱ってしまうそうなので、あんまりツンツンしないであげてくださいね。
茶色い時のクロアゲハの幼虫は、薄茶色でテラテラしている
まだ小さい茶虫(4齢幼虫まで)の時のクロアゲハの幼虫は、ナミアゲハの幼虫とくらべて、黄色っぽい薄茶色です。
また、体が濡れているような、なんだかテラテラしている印象です。

また、4齢幼虫ぐらいの幼虫は、いわゆる頭っぽいところが大きい感じがしました。
平たくて大きくて、コブラみたいな形です。

以上が観察して気がついたクロアゲハの幼虫の特徴でした。
クロアゲハの幼虫が食べる葉は、柑橘類の木の葉っぱ
ちなみに、クロアゲハの幼虫が食べる葉は、ナミアゲハと同じで、柑橘類・みかんやゆず、レモンの木の葉を食べます。
我が家の柚子の葉をモリモリ食べていました。
みなさんもクロアゲハの幼虫を見つけたら、ぜひ特徴を探してみてください!