2匹目のチョウが大空に飛んでいってから数日後、残りのサナギのうち1匹が死んでしまいました。
妹ちゃんが大変可愛がっていた2匹のうちの1匹です。
朝ごはんのあと、「いつごろチョウになるかなー?」なんて娘二人とサナギを観察していた時です。
お姉ちゃんが「あれ?なんかおかしいよ!?」とサナギを指差しました。
ナミアゲハのほうのサナギの体に、何か『黄色いもの』がくっついているのが見えます。
「はて?なんだろう?」と思った矢先に『そいつ』がモニョっと動き、サナギの中からでてきていることがわかりました。
そしてポトリと虫かごの中に落ちたのです。
「わー!!」とお姉ちゃん。妹ちゃんはわけがわからず顔がこわばってます。
虫かごに落ちた『黄色いもの』はもにょもにょとはいずり回ってます。
妹ちゃんに「たぶんだけど、この子ダメだ。チョウになれない。」と伝えました。
妹ちゃんは大粒の涙をポロポロっとこぼした後、大きな声で「うわーん」といってそのまましくしく泣き始めました。
お姉ちゃんが可愛がっていた2匹をみて、妹ちゃんは本当に楽しみにしていたのです。
お姉ちゃんとふたりで妹ちゃんをなぐさめました。
一旦サナギはそのままにして様子をみることに。その間にネットで調べ、明日になっても何も変わっていなかったらお庭に埋めてあげようといって、その日は終わりました。
★次の観察日記