有名な質問ですが、アゲハの幼虫の目玉はどこにあるのでしょうか?
頭っぽいところにある黒い二つのものは模様です
下の写真の白い丸のことろにある黒いもの。
子供の頃はこの黒いものが目玉だと思っていました。
しかしこれは目玉ではありません。模様です。
眼状紋(がんじょうもん)といい、昆虫や動物、特にチョウによくみられる模様です。別名『目玉模様』といい「外敵に目玉と思わせ自分を大きく見せるためだ」と昔教えてもらいました。
他にも説あるみたいですが、本当のところはどうなんでしょうか?
アオムシとお話しできたら詳しく分かったに違いありません。
本当の目玉はもっと先っちょにある
アゲハの幼虫の目玉はここにあります。
ちょっとわかりにくいですが、黒いポチッとしたものがあるのです。
眼状紋(がんじょうもん)と比べると、細くて線みたいに見えますね。
つまりはこの先の方にあるぽこっとしたものが顔で、顔にちょこっとついているものが幼虫の目玉なのです。
幼虫の目玉の数は全部で12個
別の角度の写真を見てみましょう。
先ほどの写真とは別の角度のアオムシの顔です。
先ほどの写真では線に見えたアオムシの目ですが、ぽちぽちとした黒い点が集まっていることがわかります。
数えてみると全部で6個あります。
別のアオムシくんで、鮮明な写真が撮れたのでもう一度確認してみましょう。
やはり6個ありますね。拡大してみると、きらりと光っているのがわかります。
アゲハの幼虫の目玉は右に6個・左に6個、全部で12個あり、 『単眼』と呼ばれる目が沢山あることから「アオムシは複眼である」と言われることがあります。
顔と思っていたものが顔でなく、目だと思っていたものが模様だっただけでも驚きですが、本当の目玉が12個もあるなんてもっと驚きですね!
光っているためか、つぶらな瞳にも見える…?_見えますかね。
上みたいな横顔ドアップ写真は、スマートフォンに簡易レンズを付ければ簡単に撮影できますので、是非試してみてください‼︎