もこもこと愛らしい動作で動き回るアゲハの幼虫。
良く見ると後ろの方から前の方に、波打つような動きをしていることがわかります。
この不思議な動きをするためには、体の先の方から後ろの方まで、たくさんの足が必要だと思います。
とりあえず足の数を数えてみる
虫かごにへばりついているアオムシ君をみて、まずは数えてみましょう。
まずは前の方に左右3本づつの6本。
真ん中の方に左右4本づつの8本。
そして一番後ろ、お尻付近に2本あります。
幼虫に足らしきものが16本ある
全部で16本、足らきものがあります。
でもよーくみてみると、「前の方の6本」と「後ろの方の10本」はなんだか形や様子が違います。
後ろの方の10本のうち、2本だけはやけに離れていてお尻の近くにあります。
本当に全部足なのかな?
胸の足は成虫の足になる
横からの写真があったので改めて見比べてみます。
前の方にある足は「とげ」みたいですね。硬そう。
後ろの足はプニっとしている感じです。
ネットや本で調べてみたところ、実はこの16本、すべて足でした。
前の方にある6本は羽化してアゲハになった時に、そのまま足になります。
後ろのプニっとした足は、成虫になると消えてしまうのだとか。
確かにアゲハのお腹には足はついていません。消えてしまうなんて、不思議ですね。
アゲハの幼虫の足は16本、そのうち10本は成虫になると消える
というわけで、アゲハの幼虫の足は前6本お腹に10本(正確にはお腹8本+お尻2本)の合計16本でした。