葉っぱをたくさん食べ、大きくなった緑のアオムシはいずれサナギになります。
アオムシがサナギになることを蛹化といいます。
アオムシを育てて観察するうちに、蛹化には前兆・サインがあることがわかりました。
一体どんな前兆・サインなのでしょうか?
今からお伝えする前兆・サインを見つけたらアオムシは1〜2日ほどでサナギになりますので、注意しながら見守ってあげてください。
高いところに登ってお祈りポーズをしている
朝起きて虫かごをのぞいてみると「あれ?太ったアオムシはどこ行った?」といった感じで、アオムシが見当たらない時があります。
そんな時は、虫かごのフタ部分を下から見上げてみましょう。
いつもは葉っぱの影にいるアオムシが、祈るような感じでフタにつかまっているかもしれません。
写真のように体が縮んでお祈りしている場合は、サナギになる準備を初めて半日ぐらいは過ぎているタイミングだと思います。
このように、祈るポーズで身を縮こませじっと動かないのは、サナギになる前兆の一つです。
ビチャビチャなうんち・下痢をする:ガットパージ
ある日突然、虫かごの中にビチャビチャなうんちを発見したらびっくりすると思います。
「病気になっちゃったのかな?」と心配になると思いますが、大丈夫です。
ビチャビチャなうんちはサナギになるサインです。
ビチャビチャなうんちは『ガットパージ』といいます。
腸の中にうんちや食べかすが残ったままサナギになると、それが体の中で腐っていき、アオムシは羽化する前に死んでしまうのです。
そこでアオムシはサナギになる前に、うんちや食べかすを下痢にしてぜーんぶ出してしまいます。
だからこのビチャビチャうんち『ガットパージ』はサナギになるサインなのです。
ビチャビチャなうんちを発見したら、壁かフタの裏でじっと動かずお祈りポーズをしているアオムシがいるはずです。探してみてください。
『じっとお祈りポーズ』と『ビチャビチャうんち』。
この二つがサナギにになる前の一番わかりやすい前兆・サインになります。
うろうろ動き回っている:ワンダリング
実はもう一つ目に見える前兆・サインがあります。
それはサナギになる場所を探して動き回るということです。これを『ワンダリング』といいます。
もともと動きがあまり早くないアオムシです。
活発に動いているかはちょっと分かりにくいですが、「あれ?今日はやけに移動しているな?」ということはわかります。
いわゆる『虫の知らせ』があったら、ときおり虫かごを覗いてみてください。
ワンダリング・プレイ(祈り)・ガットパージの3つがサナギのサイン
以上、我が家のアオムシたちがサナギになる前に教えてくれた前兆・サインでした。
うろうろ動き回って、じっとお祈りしながらビチャビチャうんちをする。
ワンダリング・プレイ(祈り)・ガットパージの3つが、アオムシがサナギになる前兆・サインです。
*プレイ(pray=祈り)は勝手に命名してます。ちなみに怒った時もお祈りみたいなポーズをします。