レモンの木の葉っぱの上でアオムシを見つけました。アゲハの幼虫です。
よく見ると、いつものアオムシ=ナミアゲハの幼虫と違って、ちょっとツヤのある深い緑色をしています。
そして何よりも体の模様が白いのです。白くてモシャモシャした帯状の模様です。
白い模様のアゲハの幼虫は、何のアゲハの幼虫なのでしょうか?
白い模様のアゲハの幼虫はナガサキアゲハの幼虫
調べてみると、白い模様をしているアゲハの幼虫は、『ナガサキアゲハ』の幼虫ということがわかりました。
終齢幼虫(5齢)は全長4cmほどで、ナミアゲハに比べると明らかに大型である。また、腹部背面に切れこむ斜めの帯が白く、細かい網目状の模様になるのも特徴である。
引用元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ナガサキアゲハ:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%8F
確かに、この白く細かい網目状の帯をもった幼虫は、ナミアゲハの幼虫より大きい印象です。
ズッシリしている感じ。
似たような角度の写真で比べてみました。
比べてみて分かったことは、ナガサキアゲハの模様の白は、混じり気のないくっきりとした白色ということ。
ナミアゲハのように黒い模様や線がほとんどないことも、より白さを立たせているのかもしれません。
今まで気にしてませんでしたが、ナミアゲハの幼虫の帯や模様の白い線は少し黄味がかっていたんですね。
帯以外の模様も白っぽさが目立つナガサキアゲハの幼虫と比べてみると、白さの違いがよくわかりました。
ナガサキアゲハの幼虫の眼状紋(がんじょうもん)
目みたいな部分、眼状紋(がんじょうもん)を拡大して観察してみました。
眼状紋(がんじょうもん)にも白色模様が入ってます。
個体差はあると思いますが、大きくてくっきりした白色で、眼状紋(がんじょうもん)が「キラキラした目」に見えます。漫画みたい。
ナミアゲハの幼虫の眼状紋(がんじょうもん)と見比べてみると、ナガサキアゲハの白色加減がよくわかりますね。
眼状紋(がんじょうもん)については下の記事を読んでみてください。
ナガサキアゲハの幼虫を横から観察してみる
ナガサキアゲハの幼虫を横から見てみました。
横から見ても、白い模様が目立ちます。
頭の上あたりにある線も、くっきりとした白い線です。
ナガサキアゲハの幼虫は、足の付け根部分も結構白いですね。
深い緑色とあわさって、とても綺麗です。
白い模様のナガサキアゲハの幼虫は、どんな模様のチョウチョになるのか楽しみです。